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月別アーカイブ: 12月 2010
第23回平泉展(へいせんてん) 作品募集。
描くことは宇宙の真実を求める心、豊かな美と人間性を探究します。 色彩のコントラスト、対象のデッサン力、そういうものより、ありのままの心が出る絵が芸術的な絵と考えています。 平泉展では作品の優劣は二の次です。作品を出品し、他の人の作品と見比べて、自分の作品を客観的に見ることにより、いろいろ気づき更なる成長を自ら遂げることを目的としています。 ☆第23回 平泉展(へいせんてん) 募集要項(一般) 公募案内
東京都美術館選抜展に向けて
2010年12月1日 特定非営利活動法人平泉会 理事長 保坂良平 私は画家・岡鹿之助先生、三雲祥之助先生に招請され公募団体「春陽会」の理事として40年間、更に市民の為の展覧会「平泉展」を22年間に亘って会を牽引して参りました。 又、慶應大学、日本大学医学部で命の研究を永く続ゖたのは、西田正秋先生宅で晩餐を頂戴しながら聞いた美術解剖学がきっかけでした。岡鹿之助先生、三雲祥之助先生はじめ、友人の作家・藤沢周平氏にも健康と命の話をしましたが、一昨年国立新美術館のオープニングでは館の設計者黒川紀章氏には治癒困難な病気はガンばかりでなく、アポトーシス(細胞の縮小や生化学的細胞の死)から多剤耐性菌の話までして、自然界すべての命の存在を話しました。 昨今地球環境が急激に悪化し社会環境では認知症やいじめ・殺人、自殺が多発している今こそ自然の命を大切にと考えたい。地球の命とは太陽と電磁波を欠く事は出来ません。 〔自然や命〕・〔昆虫や動物の卵の不思議〕に触れ、物作りの手作業をする時、実はこれこそ今世紀の純粋な真実の〔芸術〕の始まりで〔物作りや絵を描く〕理由が分かります。そしてやがて真実の〔美〕の創造に迫り21世紀に向けて新しい芸術が誕生するのです。 私の先輩、民族学・宮本常一先生との会話に、農業や漁業の危惧は日本人が農作業を機械化のみに頼るようになったので、40年前の心配が現在、食料需給率も最悪になった。私は、北は稚内トド島から沖縄波照間まで宮本先生以上歩き、日本人の失われた心の復活は〔物作り〕・〔音楽〕・〔まめに働く〕と話し合いました。60年前漁師の怠惰性は海汚しだった。 手作業とは体内時計(動植物全てが持つ)の心身元気作業の事実です。物作りは楽しく純粋な愛の心なら〔自然〕が見え、その後真実の〔美〕が創造可能です。〔公募展〕はどの会にも、作者の個性を乱す難しい理念や方針が存在します。会に好かれる作品や、目新しい自己主張で目立ち入選し会員になる。しかし出来た作品が、より深く純粋な真実の〔美〕が創作された?かどうか疑問です。複雑な多面的現代序列社会では、人間の感性は日頃〔順化ケージの同調性〕に影響され、心は変異し、しかもそれに気づかないのが人情でしょうか。 中学生頃組織を牽制する私の日記に「描くとは」何かを考えた若気の溌刺文があった。 「芸術の基本は〔対象の表現力〕だ。自ら所属の社会形態や構造をふまえ、自然や人間の様相を真摯に想察・探求し感性を深める事で、純粋な真実の美と的確な創作表現を生む」これが環境同調性で65年前のメモ。以前これを修正し、芸術の基本は〔自然の愛に触れる〕と直した。自然不滅の法則は争い無用で、これこそ新しい時代の心と芸術を生む原動力となるのです。 世界でも全く新しい発想で、新しい芸術創造には心身の大洗濯から始めたい。誰もが「愛」の心豊かなら、手作業する人は純真な真実の「美」に近づけるのは確実です。道徳やモラルに目覚め、21世紀の純粋な真実の芸術創造は私達、平和な泉湧く平泉会からと確信しています。 「対話」油画 F100 保坂良平のWebギャラリー