平泉展
自然を想う新世紀芸術
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平泉会の成り立ち
平泉会代表の保坂先生が女子美短大や武蔵野美大で教鞭をとった頃、練馬区の依頼で、 6ヶ月間、毎週1回絵画教室の無料奉仕をしたのがきっかけで、【活き活き人生楽しく豊かに】を目標の平泉会が誕生致しました。絵の教室展を区民館ホールで 5年5回開催した後、練馬美術館進出のおり第1回平泉展と命名致し ました。
これ迄会が続いたのは、かつて先生が哲学者ニーチェの、[神は死んだ]の思索を知ったからです。文明が人間に与える代償の大きさは、時間と共に益々大きく、例えば日本人の無宗教ぶりは、慈しみの心も追いやられ倫理道徳の退廃で、忌まわしい犯罪の増加は後を断ちません。
医学部で解剖学を学んだ先生は病理学にも精通し、遺伝子の異常等から起こる奇形児や脳異常児出生の増加と、一方では血管障害や脳萎縮のアルツハイマー痴呆を憂えています。ある90歳で亡くなった方の晩年20年は寝たきりでした、ボタン一つで済む生活習慣の結果でしょう。結局筋肉や脳細胞の使用は少なく、神経伝達物質などの分泌極小(廃用症候群)で、活き活き人生は70年でした。
車社会の危険は、交通事故や筋肉老化の促進と誰でも知っていますが、車はやめられません。一方、心身に関わる大切な神経を人々は忘れがちです。そこで私達は、絵画や音楽の作業によって、イマジネーションを高め、自立神経や交換神経を常に豊かに活性させようと提唱しているのです。健全な心と身体は最高の美を生む力で、これは宇宙自然の摂理です。従って描く事は金銭の利益や社会的名誉でなく、先ず140億脳細胞の使っていない部分を働かす事が肝心。先生は利き手でない、左手で包丁を使い皮むきして、時おり神経を目覚めさせています。
先生は「芸術と云えば格調高く高額で手の届かないもの、と連想するが、これからは先ず[描く事]が先決。豊かな人生と真実の美を求め、先ず心身の元気が優先」と云います。
元京都芸大学長で哲学者の梅原猛先生もこの事に賛同戴きました。下記名簿の女子美大名誉教授吉田令一先生初め、秋山ちえ子先生ほかの方々も、この絵と音楽の感性活性を推奨しています。
上野公募展の大半は刹那主義で金銭利益や地位名誉が優先で、私達の想いと違います。創作は、真実の美を生む【心身の元気】が先決問題です。価値ある創作者の表現と、美の真実はここから始まると考えます。
専務理事 渡邊 たつみ
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